2015年1月30日金曜日

iDempiere レポート Report 作成 その1

これまでレポートはよく分からなくて、手つかずで来てしまいました。

書籍 ADEMPIERE 3.4 ERP SOLUTION の中にレポート系の設定手順がありましたのでやってみます。

書籍には、レポートの書式の例も記載さているのですが、こういったデザインに関するものをなぞるのは憚られるため、iDempiere のレポートの構造とレポート作成の操作についてのみ私の理解を書こうと思います。

レポートの日本語問題ですが、前回の日本語化によりレポートでも日本語を表示できるようになったのはいいのですが、英語環境では相変わらずです。(これも設定すればいいのでしょうが、、)

というわけで、設定は英語環境で、レポートの確認は日本語環境で行います。
(住所などアルファベットで書けばいいのですが、、せっかく日本語化もしたことですし<-自分でもちょっと意味不明ですが、、)

まず以前やった Standard Order で送ったメール(標準のレポート)はこんな感じでした。

 修正したのはこんな感じです。まずiDempiere のレポートですが、下の画面を見てください。

Menu -> System Admin -> General Rules -> Printing -> Print Format
様々なレポートフォーマットがあるのがわかります。
色つきの枠が今回関係するところ(ヘッダー部分、明細(Line)も必要です)です。

緑枠はテンプレートです。これをコピーして修正して使います。
赤枠の Order Header Minotta Film が修正したものです。

青枠はこの Client 作成時に自動で作られたものです。標準ではこのレポート書式が使われます。
(始めからこの青枠の書式を修正すれば良いのかもしれませんが、今後複数のレポート書式を作り出せるようにテンプレートからコピーして新たな書式を作ってみることにします。)

複数の書式が存在するということは、どの書式を正ととするかの指定が必要ということです。これを指定するのは次の画面です。

1:Menu -> Performance Analysis -> Accounting Rules -> Document Type
多くの伝票が登録されています。今回はこの中から Standard Order を選択します。
画面下の方に Print Format を指定するフィールドがあります。
まずこの指定がチェックされます。
ここが空欄だった場合次にいきます。

2:Menu -> System Admin -> General Rules -> Printing -> Print Form   (Print Formatではありません)
このは System / Minotta Filem の2種類があります。(他のクライアントの定義は見えていないだけ)
Standard Order は、Order Print Format で指定されているプリント書式を使用します。
ここではすでに新規登録済みの Order_Header Minotta Film が指定されています。標準では Order Header **1000001** xxxxxとか表示されているはずです。

さて、新規にプリント書式を登録する前に、テンプレート開いて構造を確認してみます。
Menu -> System Admin -> General Rules -> Printing -> Print Format
先ほど青枠、赤枠、緑枠があった画面の緑枠の Order_Header **TEMPLATE**を開いた画面です。
子タブは3つあります。
Display Order (どの項目を表示するか、その順番はどうするか?)
Sort Order (まだ確認していませんが、複数出力するときの順番でしょうか?)
Format Item  (出力する項目をどのように表示するか?場所その他)

Display Order は左右で別のウィンドゥがあり、左側で出力する項目を選択(左右三角で指定)し、右側で出力の順番を指定(上下三角で移動)します。

下は Format Item です。
Display Order で指定されている順番に並んでいますので、修正したい項目を選択します。
下は Display Order を開いたところです。
様々な設定項目があります。
あれこれあって難しいのですが、私がいじったのは主に下の属性です。(Format Typeなどにより表示される項目が異なるので必ずしも出ているわけではないのですが)

  • Area
    • ヘッダー部分か、コンテンツか、フッターかを指定します。
  • Relative Position
    • 順番が前の項目からみて、相対的な出力場所指定をするのか、それとも絶対的な出力場所の指定をするのかを指定します。チェックを入れると相対的な指示となります。
    • 例えば、自社情報・顧客情報・ドキュメント情報などそれぞれのブロック的な表現をすることができます。
    • 処理は並び順で行われるため、例えば顧客情報の中で一番始めに出てくる顧客名はこのチェックははずして、 X position, Y positionで出力位置を指定します。
    • 敬称や住所などは顧客名に対して相対的な指定をすれば、あるまとまりを表現することができます。
  • Set NL Position
    • 上の Relative Position と合わせてブロック的な表現をするのに使います。
    • その項目を以降の項目の基準にするかどうかを指定します。つまり Relative Positionで絶対的な位置を指定し、この Set NL Positionでその位置を固定します。すると次の項目からは相対的な指定をすればまとまりを作ることができます。
  • Next Line
    • 相対的な表現の場合、次の行に折り返すかを指定します。
  • X Position / Y Position
    • 絶対的な表現の場合の出力位置をしていします。
  • X Space / Y Space
    • 相対的な表現の場合、例えば顧客名と敬称の間にちょっと間を開けるなど位置を調整します。
ちなみに Format Type が Image の場合、Image URL に JPG などの画像を格納したディレクトリを指定するのですが、その書式例は次の様になります。(場所の善し悪しはともかく。。あと CentoOS 側にてidempiereからアクセスできる必要があります。)

file:///home//idempiere//image//abcd.jpg

スラッシュは始め3つ、あとの区切り部分では2つずつです。

長くなってきたのでここで一度中断します。




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