2014年9月30日火曜日

iDempiere でクライアントを新規作成してみた

EC2 インスタンスで iDempiere を設定中の人は、作業時間以外はインスタンスを Stop しているのではないでしょうか?(無料版ではリソース不足で動作しないし。。)

というわけで、いつものようにEC2 インスタンス起動。
すでにインスタンス起動時に iDempiere サーバーも起動するように設定してあるので、ころあいを見計らってクライアント(私は Mac から Safariで接続しています。)からPublicDNS:8080/webui で接続。

User: SuperUser
Password: System

日本語も使える環境に設定済みですが、今回都合により画面は英語バージョンでいきます。


Client: System
Role: *



ログイン後
menu -> System Admin -> Client Rules -> Initial Client Setup Process (初期クライアント設定)

次のような設定画面が出てくるので、必要そうなところをちゃちゃっと入力してみます。

Client name* (クライアント名)
Org key (組織キー)
Organization Name* (組織名)
Administrative User Name 管理ユーザー名
Administrative User Email 管理ユーザーEmail
Normal User Name* 通常ユーザー名
Normal User Email 通常ユーザーEmail
Currency* 通貨
Country* 国
Region 地域
City Name 都市名
City
ZIP 郵便コード

Address 1 住所

BP Accounting
Product Accounting
Sales Region Accounting

項目名の後ろにアスタリスク(*)が付いた項目は必須です。

(会社名は個人名は架空のものです、)

Region(地域)は Country(国)によりマスターが存在しており、都道府県を漢字で選ばざるを得ません。
グローバル展開をする会社で、日本語を出したくない場合はマスターを修正する必要がありそうです。

入力項目の下の BP Accounting/Product Accounting はBusiness Partner (取引先)とProduct (製品品目)の分析軸です。 なんとなく Sales Region Accounting も必要そうなのでチェックを入れてしまいました。

City Name と City の区別が今ひとつ付きませんし、 City はマスター設定に関係するのか入力しても空白に戻ってしまいます。
今は無視しておきます。。

ここで一つ壁に突き当たりました。。

Chart of Accounts File (勘定科目)の指定が必須なのですが、ファイルを開こうにもクライアント側のフォルダが表示されるので、私のようにAWSを利用してクライアントからはWebで接続している場合は思い当たる節がなく面食らってしまいました。

AWS の CentOSへ展開したiDempiere のフォルダを見てみると各国の標準的な Chart of Accounts File が提供されているようです。
おそらくここは会社ごとの設定もしくは JIS などの国内標準(業界毎)の勘定科目などをインポートすることになると思います。
あとで変更も可能のようなので、今はとりあえず付属のUS版でお茶を濁しました。

data/import/AccountingUS.csv

私の環境の場合は次のフォルダです。
/usr/local/bin/idempiere/2.0/idempiere-server/data/import/AccountUS.csv

ファイル内の1行目は項目名(ヘッダ)なので必要ありません。

実はこれまでの設定の中でFTPの設定をしておらず、このままではサーバーのファイルをクライアントに持ってこられません。

FTPの設定をすればいいだけなのですが、ファイル1つのために設定するのも面倒なので、私は PuTTY の端末ログのクリップボード出力を使い、次のようにサーバー上でファイルの中身を表示させ、これをクライアント側でcsvファイルとしてセーブしました。

# cat /usr/local/bin/idempiere/2.0/idempiere-server/data/import/AccountUS.csv
表示は流れてしまって読めませんが、表示が止まったら PuTTY のウィンドウ上枠部分でマウス右クリックするとメニューダイアログがでてきますので、「Copy All to Clipboard」を選択、適当なエディタ(notepadでも問題ありません)に必要な部分をペーストし、適当な名前をつけてセーブします。(打ち込んだコマンドやプロンプトもすべてクリップボードに含まれているため、かならず編集して不必要部分を削除してください。)

クライアント側で作成したファイルを指定し、OKを押すと確認画面になります。



ここまで終了すると、今までクライアントはサンプルの Garden world と System の他に、今作成したクライアントを選択できる様になります。


でもユーザー名は登録した名前ではなくて、 Client 名 + Admin とかなんですねぇ、
あまり気にする必要はありませんが、ちょっと不思議です。

進んだんだか、進んでいないんだかよくわからない気もしますが、ここで一息つきましょう。
おつかれさまでした。





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